独断と偏見に満ち満ちた蕎麦屋探訪記。
主にニューウェーブ系について綴っていますが
蕎麦屋らしからぬテンションで繰り広げられます。
みなさまどうぞ、暖かい目で見守ってやって下さい。

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東白庵かりべの乱(神楽坂)
激戦区の対抗馬、竹やぶ系しっぽり蕎麦屋

ふらりふらりと彷徨う。
わざとそんなことをして未知なるものを探してしまう。
もう心は決めているのに、なんて移り気。
でもこの粋な雰囲気の街並だと、それも許してもらえるかしら。


新しめの木製ファサード。
ああ、もう外観からして「あそこんち」だ。
コンコンコン、といい音色のする板を歩き、暖簾を潜った。

ウッディなベージュと茶色がメインカラーで木目を活かした什器を使用している。
和風ログハウスといったところか。
ところどころにクラシックでゴージャスな椅子が置かれ、独特の雰囲気を醸し出している。
竹やぶ出身の人ってこういうの好きよね。
4名掛けのテーブルが2、2名掛けが3。
奥に個室があるようだが、雑誌の取材かなにかで撮影班がぱたぱたと動いていた。

爽やかな初夏、ビールが欲しい。
おつまみも色々あるし、さてどうしよう。

前菜盛
ちょこちょこと5種類の肴が盛られ、見た目麗しい。
じゃこ
山椒の風味がする。ちりめん山椒かな。
椎茸煮
たっぷり甘辛の汁を含み、じゅわりと口の中で溢れ出す。
山葵茎の醤油漬け
程良い辛みでお酒がススム。
そういえば今年は葉山葵の醤油漬け作り忘れてしまってた。
豆腐の梅肉がけ
びっくりするくらい美味しい。大豆の甘みとコクがすばらしい。
美味しんぼ1話に登場する豆腐ってこんな感じなのかと感慨深く賞味する。
蕎麦団子
葱が入っており、ビールにも良く合う。

一通り楽しんだところでお蕎麦をいただく。
せいろ
香りは穏やかだが口に含むと穀物感溢れる風味で甘みもある。
ツユはどっしりとした辛汁。やはり竹やぶ系らしく甘みも強い。
鰹の香りがぷんぷんするが、蕎麦との相性も良い。
十割とのこと。

お代わり蕎麦なんてのもあるけど、どうせなら田舎を食べてみたいな。
その旨を花番の女性に伝えてみると、快く承知してくれた。
この女性、きびきびと動いて頼もしいけど、
やや冷たい感じがして話しかけるのを躊躇していた。
どうやらこの人は元々こんな感じなんだろうな。
ここで使用している器が気になったので、どこのものか尋ねたら丁寧に教えてくれ、
さらには他の作品の写メまで見せてくれた。

田舎
黒の星が散りばめられグレーみが強い。
華やかな香りだが甘みと穀物感はせいろのほうが強い。
帰り際、件の女性に蕎麦粉の産地を聞いたところ、新潟の塩沢産とのことだった。

やっぱり私、竹やぶ系好みみたい。
ただ、ここんちの系列って個店の特徴が出難いよね。
オリジナルが個性強いから難しいのかもしれないけど。
でももう自分ちの暖簾出してるわけだし各々の特徴が見たいよ。


いただいたもの
前菜盛り合わせ¥1,000 せいろそば¥1,000 追加田舎¥800
生ビール¥600

メニュー例
焼き海苔/野沢菜/もずく¥450 豆腐/ぜんまい/玉子焼き/焼味噌¥600
海老の味噌焼き¥700 にしん/皮くじら¥900 天だね/天ぬき¥1,600
かけ¥1,000 とろろそば/納豆そば/そばがき¥1,200 にしんそば¥1,700
天せいろ/天ぷらそば¥2,500
八海山¥900 天狗舞¥1,200 李白¥1,300 杉勇/而今/七本槍/貴¥1,500

東白庵 かりべ(2012,5)
新宿区若宮町11-7
03-6317-0951
(月火木-土)11:30-15:00/18:00-22:00
(日祝)11:30+21:00)
水休

 JUGEMテーマ:蕎麦

東白庵 かりべそば(蕎麦) / 牛込神楽坂駅飯田橋駅神楽坂駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

新宿区(ニューウェーブ系) comments(1) trackbacks(0)
ひろ作の乱(新橋)
柔らかな所作から生まれる、澱みなき会席料理屋

はっきり言って、心を奪われた。
齢60程のおじさまに、だ。
今までは「痴人の愛」のナオミのように生きてきたけれども、
どうやらそうもいかないようだ。


うだるような暑さのなか、その店を目指して歩く。
蝉の声が聴こえりゃ風流ってもんだけど、ここには雑音しかない。
それに辟易したころ、凛とした佇まいで神聖な異空間を見つけた。
まるで神社の敷居をまたいだ「あちら」の世界に赴いたような。

カラカラと戸を開けると、ほぼ満席の状態。
とてもシックな客層だ。
カウンターに腰をおろし、まずは瓶ビールを頼む。
グラスはよく冷えた薄手のもので、舌に触る感覚が心地良い。

一息つきながら、ぐるりと見渡す。
白木のカウンターは年期が入っているがとても良く手入れされているのがわかる。
後方にはテレビが鎮座していた。
8,9人程入ればいっぱいなのだろうか。
町場の小料理屋や寿司屋を思わせる内装。
しかしながら調理場はぴかぴかに磨かれ、
鍋は鈍く光り木製品はつやつやと鼈甲色に輝いていた。

先付 冷製茶碗蒸し
枝豆、海老、出汁のジュレが覆い、卵地にはさいの目切りのフォワグラが。
脂っこさは全くなくコクのみ追加されている。
この一品で食欲をそそられた。

お酒のアテに、と、山芋をおろしたものに雲丹が乗った小鉢を供される。
全く臭みがなく甘露の一言。

向付 お造り
恐らく太刀魚の皮目を炙って昆布締めにしたもの。
天盛りの薬味でポン酢を張っている。
脂乗りが良くむっちりとした食感で官能的。

強肴 天ぷら
アボカド、蓮根、鱸(たぶん)が一口大に盛られ、かわいらしい。
カラリとした衣で抜群にうまい。
そして天つゆがまた素晴しい。
蕎麦屋のそれだと濃過ぎるし、和食屋のだと薄い。
でもここのは本当に良い塩梅なのだ。

ここで二本目のビールをいただく。
すると子うるかの肴が。
酢橘を絞ったのであろうか。
清々しい風味。

食事 飯蒸し
青銀杏、蟹、針生姜。
もちもちとした餅米と銀杏の食感が魅力的。
生姜は甘酢漬けにされており、どこまでも繊細な仕事がなされている。

蕎麦
透き通るまでに美しい細切り。
蕎麦屋のものとは違い、香り・風味ともに華やかさはないが、
喉越しが良く、ツユとの相性も良い。
これまでの料理を引き立てている。
二八だろうか。ツユは辛汁で程良く鰹を感じるもの。
蕎麦粉を溶いた湯を供してくれるのだが、これがまたツユがするするのびる。

水菓子 水羊羹
個人的には好きな甘さだけど、一通りの流れからしてもう少し抑えてもいいかもしれない。
もう一度言う。
個人的には好き。

親しみ易い人柄と風情なのだが、仕事と調理場は超一流。
柔らかな所作で紡ぎだす料理は全て絶品だし、
なにしろピカピカに手入れされた道具達がそれを物語っている。
曇りなく澱みない。

心底惚れてしまった。
心ときめき興奮覚めやらない。
私、どうにかなっちゃいそう。


いただいたもの
お昼のコース¥2,500 瓶ビール¥600×2 お代わり蕎麦¥600

ひろ作(2012,8)
港区新橋3-6-13
03-3591-0901
(月-金)12:00-13:00/18:00〜
土日祝休

 JUGEMテーマ:蕎麦
港区(老舗系) comments(2) trackbacks(0)
お弁当屋さん始めました。
6/4(月)よりお弁当とケータリングの宅配を始めます。 
お蕎麦とは全く関係がないのですが。
月火木の12-16時まで営業いたします。
詳細は↓を御覧ください。
ネコメシ。
http://kuronekogohan.jugem.jp/

告知 comments(2) trackbacks(0)
仁行の乱(人形町)
極細の蕎麦は健在、雑居ビルに佇む和食屋

1年半は経ったのだろうか。
もうあの場所に行ってもいない。
過ぎた夏の感動が忘れられないでいる。


ほんとうにここで良いのかしら。
些か怪しげな雑居ビルにその店はあるという。
エレベーターに乗り、戸が開くとすぐに屋号の看板が掲げられていた。
それでも躊躇していると小僧さんが出迎えてくれ、やっと暖簾を潜ることができた。

カウンターが10席ほど、座敷に大正浪漫的な4人掛けのテーブルが3卓。
小綺麗な和食屋って感じなんだけど、
白木と焦茶、黒と異材質が混在していてまとまりが無いというか。
ちょっと安っぽい。
惜しくも閉店された古拙
その後に移転し屋号も変えたこの店だけど、昔の方が雰囲気も高級感もあったな。
でも置かれたお盆は相変わらず美しくてほっとする。

品書きに目をやると、やはりワインに力を入れているのが分かる。
それでも私は日本酒を要していたのでお昼の蕎麦御膳とお酒を注文することにした。

志太泉
ナッツのようなコクと甘味があるけどスッキリ、サラッと消える。
食中酒にぴったり。

天もり(つゆ蕎麦とデザート付)
まずは先付5点盛りから。
おから煮、ポテトサラダ、厚焼き玉子、大根の漬け物、ほうれんそうのお浸し。
全体的に懐かしい味。バランスが良く安心する。

天ぷら
海老×2、ピーマン、茄子、かぼちゃ、さつまいも、穴子
蕎麦屋のそれらしい衣と濃いめのツユが泣かせる。
火の通り加減もばっちり。
ただ、すこし前より食器がチープになった気がする。

つゆ蕎麦/自然薯
温かい椀に擦りおろした自然薯と青のり、山葵。
鰹出汁を張り、ごく薄味。
いかんせん風味の強い食材だからお蕎麦の風味が消えている気がする。
これはもうツマミの一種かも。

もり蕎麦
相変わらず美しい細切り。
口に含むとトップノートは穏やかだが、ミドルノートでじわじわ香る。
牧草のような匂いだが甘味はやや少ない。
ツユは辛めでバランスが良く蕎麦との相性も良い。

美味しいけど、古拙で食べたときの鮮烈さはどこにいったのだろう。
あのときのはほんとうに強烈で、
お蕎麦なんて夏なのに緑がかっていて枝豆のようなコクと爽やかさがあったのに。
まあ結局このお蕎麦もおかわりしちゃったけど。

帰り際に店主達とお話をしたところ、以前食べたものは福井産夏新蕎麦だったらしい。
なるほど、だからあんなに凄かったのか。
通常は北海道、栃木、茨城、八ヶ岳の粉をブレンドしているよう。
今年の夏もあの蕎麦が食べられることを期待したい。


いただいたもの
お昼の蕎麦御膳/天もり¥2,400 志太泉¥900 蕎麦追加¥840

メニュー例
もり/おろし¥1,680 黒胡麻汁/とき玉¥1,780 
おしぼり/蕎麦サラダ/どんこ/納豆蕎麦/梅そば¥1,890 鴨葱そば¥2,100 
カレー南蛮¥2,200(以上全てお昼の蕎麦御膳)
獺祭/悦 凱陣/美女夫/三千盛¥1,000 
Alsace  Riesling Saint Hippo lyte/Saint Veron¥6,000
Sancerrele Mont Damnes¥6,400 Puligny Montrachet¥9,700

仁行(2012,1)
中央区日本橋小舟町6-16-4F
03-5695-8117
(月-土)11:30-13:30/18:00-22:00
(祝)11:30-13:30
日休

 JUGEMテーマ:蕎麦

仁行懐石・会席料理 / 三越前駅人形町駅小伝馬町駅
昼総合点★★★★ 4.0

中央区(ニューウェーブ系) comments(2) trackbacks(0)
古拙の乱(仙台)
カウンターが落ち着く、蕎麦屋不毛地帯に栄える店

この日に限ってごうごうと雪が降り積もっていた。
もうこのまま帰ってしまったほうがいいのではないか。
そんな考えがちらりと頭をよぎったとき、その店が見えた。


サンドベージュでラスティックな風合いの壁に、白い暖簾がたなびいている。
戸を開くと、ふわぁと暖かい熱に包まれ芯から冷えていた体がホッとした。

店内はコの字カウンターが10席ほどでJAZZが静かに流れている。
焦茶とクリームを基調としているためか昔の喫茶店のよう。
入り口脇には電動の石臼が鎮座しグリ、グリリと鳴り続けていた。
これだけで音楽いらない気もするけど。

品書きに目をやる。
どうやら今は16時までの営業で夜はやってないみたい。
そのためかつまみも2種類のみ。
ううん。どうしようかしら。

綿屋(燗酒)
まあるくて柔らかくて優しい。
べたべたした甘さではなく、すっきりしている。
ここ、お猪口を選べるようでいくつか持ってきてくれたけど、
どれもあまりセンスが宜しくない。
このサービスって素敵な器があるから成り立つものだと思う。

おろしかき揚げ蕎麦
無理を言って天先にしてもらった。
玉ねぎと桜えびでシンプルなもの。
それにしてもすごい大きさで一人だとちょっと飽きちゃうよね。
玉ねぎの甘さが酒に合わないっていうのもあるだろうけど。
でもこのお皿は古い有田みたいでかわいいな。

ここ、銀座古拙で修行した女性が出した店との情報があったけど
ほんとにそうなのかしら??
全体的に食器、カトラリー類も安っぽいし。
なんか不思議。。

蕎麦
しっかり量があって嬉しい。
土地柄昼酒する人なんて限られてるからこのほうが良いよね。
平打ちでシコシコとした歯触りがあり喉越しは良いが、香り甘味に乏しい。
聞けば北海道摩周産の新蕎麦とのこと。
茨城産もブレンドするときがあるって話をしてたけど、
道産ていうのもあって風味が穏やかなのかしら。
薬味の山葵も残念な質。

やっぱりこれ、あそことは全くの別物。
ツユも辛汁で東北の味になってる。
とはいえ出汁ともバランス良く仕上がり、これはこれで良いと思うけどね。
でも、でも私あまりにもびっくりして
「打ち方変えたんですか」って聞いてしまった。

ただ、うまい蕎麦がなかなかないこの仙台で
まともなのが食べられるのは嬉しい限り。
覚えておいて損はないかもしれない。


いただいたもの
葉わさびのおひたし¥380 おろしかぎ揚げ蕎麦¥1,250 綿屋¥780

メニュー例
もり蕎麦¥850 おろし蕎麦¥950 おろし梅蕎麦¥1,100 キノコみぞれ蕎麦¥1,100
かけ蕎麦¥850 漬け天蕎麦¥1,100 まいたけ天蕎麦¥1,150 鴨南蛮蕎麦¥1,200
選べる古拙セット(そば米のリゾット/そば/デザート/コーヒー)¥1,500 蕎麦味噌¥400
瓶ビール(小)¥350(中)¥550 日高見¥780 愛宕の松¥1,280

古拙(2012,1)※下記住所より一番町2-3-10へ移転
宮城県仙台市青葉区花京院2-2-20
022-398-3831
(月-土)11:30-14:30
日休

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古拙そば(蕎麦) / 広瀬通駅仙台駅あおば通駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.0

宮城(ニューウェーブ系) comments(4) trackbacks(0)
よし木の乱(分倍河原)
酒のラインナップが良好な、住宅地の親しみ蕎麦屋

初めての土地で歩く、というのは未だに緊張してならない。
とくに人けのない場所だったりすると、もう不安でたまらなくなってしまうのだ。
時間が長く感じる。
ああ、いま私はこの岐路を進んで良いものなのか。


町の小綺麗な製麺所というか、どことなくそういった業務用的な雰囲気が漂う。
カラリ、と戸を開けると店内はそれに相反し、随分気を遣っていることが伺えた。
すぐ横には製粉機が置いてある。
焦茶×白がメイン色。
四人掛けのテーブルが3、二人掛けが2。
しかしこれ、ガラス天板に脚はマットなシルバー。
全体的に見渡すと少し前のマンションのモデルルームみたい。

はつらつとしたおかみさんに案内され席に着く。
品書きはなかなか充実したラインナップ。
どれもリーズナブルで迷う。

屋守
東京の酒蔵、豊島屋酒造のもの。
金婚が有名だけど、こっちのほうが全然うまいと思う。
サイトにこの商品載ってないけど、もっと推せばいいのに。

塩うに
てんこもりで甘汁に浸かっている。
量がいっぱいなのは嬉しいけど山葵が哀しい形相。
でもお酒がススムぜ。

かき揚せいろ(2色)
天先でいただく。
これまたすごい。
アメリカのホットケーキみたく分厚いよ。天かす集合体。
ぷりぷりの小エビと小柱が潜んでいた。
少々油っこいけど、天抜きとか絶対ウマい。
さてお蕎麦は、と。
せいろ
美しい細切りで、甘味は少ないが蕎麦の香りが清々しく香る。いい匂い。
生粉打ち
ごつごつとしたビジュアルで白、黒、グレーのホシが散らばっている。
穀物の香りはするが、それのみならせいろのほうが強く主張している気が。
口に含む。
おやや、香りが充満してきた!
これはちょっと面白い揮発性だわ。
ただやっぱりこちらも甘味は乏しい。
ツユはバランス良くやや辛汁。生粉には合うがせいろには強いかもしれない。
ただ残念なのはやっぱり山葵がね・・・。
この値段だし仕方ないのよね。

店主と少し話をしたけど
なんだか笑顔がとっても可愛らしくて素敵な人だった。
粉の産地を尋ねると今回は北海道の新蕎麦とのことで、
ああ、やっぱりあの甘味の少なさはそうだったのかなあとは思ったけれど
私的アウェイの北海道産をここまで美味しくできる技術と目利きは凄いものだと思う。

帰る頃にはもう店舗デザインのことなどすっかり気にならなくなっていた。
12月、常陸秋蕎麦が入るとのことだがまだ行けていない。
行かなくてはなあ。


いただいたもの
塩うに¥500 かき揚せいろ(2色)¥1,400 屋守¥750 豊香¥650

メニュー例
鴨つくね/自家製漬けもの/焼き味噌¥400 鴨はつの塩焼き/板わさ/だし巻き玉子¥500
鴨焼き/そばがき¥800
せいろ¥700 天せいろ/ぶっかけ¥850 生粉打ちせいろ¥950
とろろせいろ¥1,100 鴨せいろ¥1,400
かけそば¥700 きざみそば¥850 鴨南そば¥1,400
ビール(生)¥450(瓶)¥500 都鶴¥600 奈良萬¥750 王禄/飛露喜¥800

よし木(2011,10)
府中市分梅町3-2-2 ファミールビレッジ101
042-362-6848
(日月・水-土)11:30-14:30/18:00-21:00
火休

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よし木そば(蕎麦) / 分倍河原駅西府駅中河原駅
昼総合点★★★★ 4.0

府中市(ニューウェーブ系) comments(2) trackbacks(0)
しらかめの乱(経堂)
店主のこだわり溢れる、無骨スタイリッシュな蕎麦屋

柔らかな日がふわりふわりと注がれてくる。
夏の、ぎらぎらとしたそれは、ただただ、痛い。
過ぎゆく季節をからだに閉じ込めたくて両手を広げるのだった。


大学がほど近いせいか、商店街は古びながらも活気に満ちている。
すこし脇道にそれるとナチュラルなカフェの外観をした店が現れた。

中は薄暗いが客入りは上々のよう。
二人掛けのテーブルが2、三人掛け、四人掛けが各1、カウンターが5席ほど。
打ちっぱなしの床に配管むきだしの天井。
トランジットの雰囲気に似てる。
花番は店主のおかあさまだろうか。
何かと世話を焼いてくるが全く嫌みなく気持ちがよい。

手書のメニューは品数少ないながら魅力的なラインナップ。

ハートランド
サッポロ赤星が一番好きだけど、
こういう店にはこのグリーンがよく合う。

季節野菜の盛り合せ
かぼちゃ、ごぼう、茄子、ピーマン、こんにゃくの五品がちょこんちょこんと盛られ、
美しく配置されている。
どれも優しく丁寧な味で自然な甘さが感じられた。

へしこの炙り
これはほんとにうまい!
炙った糠の香ばしさ!!
熱で鯖の脂がじんわり滲み出ている。
修業先の典座でも同じものを出しているみたい。

ゆるゆると飲んでいると、件のおかあさまが話しかけてきた。
「お嬢さんが一人隅っこで飲んでるなんて寂しいんじゃない?
 カウンターで飲んでる方がいらっしゃるから相席にしたら?」

他の蕎麦屋でも言われるけど、ゴメンネ。
そんなヤワな肝じゃないの。
でもお気遣いが嬉しく、ご一緒させていただくことに。

そこにはすでに良い具合に頃合いのおじさま。
店主も交えていろいろお喋りしていたらお酒をいただいてしまった。
ありがたや。
一人で牛太郎とか九州行ったときにも知らないおじさまにたくさん奢っていただいたけど 
どうやら私、知らないうちにスタンド使っていたのかもしれない。

さてさて、宴もたけなわ、お蕎麦といきましょうか。

もり
本日は北海道深川産とのこと。
あっちの蕎麦って喉越しは良いが香りと甘みに乏しいという偏見があったけど、
ここんちのは凄い。
ぶわっと牧草のような穀物の香りが広がり蕎麦の風味がぷうんとする。
関東や北陸のそれと比べると深みがないのは確かだけれど、
北海道でこれだけのものがあることに驚き。

ほっかいどうさまごめんなさい。でっかいどうですね。

ツユは辛めで醤油が主張している。
直線的で現代的な力強さ。バウハウスっぽい。
もう少し寝かせてカドが取れた方が私は好きだけど。
蕎麦と合わると、やっぱりバランスが良くない。
この旨店主に伝えてみると、どうやら蕎麦に合わせたツユではなく、
ツユに合わせた蕎麦を出そうと試行錯誤している様子。
面白いアプローチよね。
12月はまた蕎麦が変わるとのこと。
楽しみがまた1つ増えた。


いただいたもの
へしこ炙り¥450 季節野菜の盛り合わせ¥500 もり¥750
ハートランド¥550 ばくれん¥500 白亀¥いただきもの

メニュー例
もずく酢¥300 モロヘイヤのお浸し¥350 豆腐の味噌漬け/落花生の旨煮¥400
穴子の炙り¥550 鴨ロース¥800
ごま汁¥850 つけとろろ/ぶっかけおろし¥950 鴨汁¥1,400
かけ¥800 玉子とじ¥850 かまたま¥1,100 鴨そば¥1,450
緑川¥400 小粋なすずめ/乾坤一¥500

しらかめ(2011,10)
世田谷区経堂1-27-13 ディアコート経堂1F
11:30-14:00/17:30-21:00
火・第1、第2水休

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しらかめそば(蕎麦) / 経堂駅宮の坂駅
昼総合点★★★★ 4.0食べログ グルメブログランキング

世田谷区(ニューウェーブ系) comments(0) trackbacks(0)
素朴庵の乱(矢川)
地元民で混み合う、EDO Fast Foodな蕎麦屋

「そばは、農作物のフィールドであるはずの畑には入れてもらえず峠であったり、
里山の荒れ地であったり、非常に虐げられた環境でありながら
立派に実を付ける素朴な植物です。
この様にそばには素朴という意味合いが有ります。」


郊外型住宅地の形相に、すこし老舗の雰囲気を漂わせた店が見えてくる。
緑わさわさで素敵な入口だ。

打ちっぱなしの壁に籐籠の花活けがモダンだが、
その他のインテリアは家庭的で二世帯同居の家っぽい。
二名掛けのテーブルが4、四名掛けが2卓ほどで8割方埋っており、
ほとんどが家族連れだ。
郊外型住宅地だからか、昼酒を嗜む人は皆無。

ま、いつものごとくお酒頼んじゃうけど。
肌寒いから燗にしましょ。

お通し/素朴煮
蕎麦の実がぷちぷちして心地よい。
醤油味のけんちん仕立てでやさしい味わい。

だし巻卵
砂糖がメインのお母さんの味。
童謡の「おかあさん」思い出す。
おかあさんっていいにおい たまごやきのにおいでしょ

しかしこの間、客足が途絶えずひっきりなしで回転も早い。
ゆっくりやる雰囲気でもないし、お蕎麦といこうかしら。

三色そば
好みの蕎麦を三色選べる。
まずは更科
やや短めでプリンとした歯ごたえ。
せいろ
ちょ、、!
まだ最初の食べ終わってないから。
こんな矢継ぎ早に出されたら蕎麦好きとしては哀しい限り。
慌てて次をオーダーストップ。
さて、気を取り直して。
細めで黒いホシが点々とし、香りは穏やか。
田舎
黒々しくピンと張り勢いがある。
コシ、というか
加水率が少ないのかクキクキ・バリバリしている。
ツユはバランスの良い甘汁で更科とせいろには合う。
田舎と合わせると蕎麦が硬過ぎで馴染まないというか。
薬味も山葵はコレ、、残念ながらチューブ。。
唯一残したよ。
三種全て風味・香り共に乏しく、バラつきがある幅で水切りも悪い。
聞けば北海道産新蕎麦とのこと。
確かに道産は関東に比べて甘味が乏しいと思うけど、
これはちょっと質が悪いのではないかしら。

帰り際、店主と話し少々違和感を感じた。
品書きに屋号の説明があり、それを読んだときもなんとなく思っていたことだけれども。
体調を崩されたため10月より暫し休業とのことだが、
復帰後良い蕎麦を出してくれることを切に願っている。


いただいたもの
だし巻卵(小)¥650 三色そば¥1,365 お酒¥450

メニュー例
昆布と椎茸の佃煮¥160 塩辛/素朴煮¥315 わさび芋/山菜おろし¥420
茎わさび¥525 もり/かけ¥735 田舎/更科もり¥840 二色そば¥940 
山かけそば/山菜そば¥945 ビール(生/瓶)¥550 冷酒¥650

素朴庵(2011,9)※2011,10〜休業
国立市谷保6721-1 セピアコート国立1F
042-571-0019
(日・水-土・祝)11:30-14:30/17:00-20:00
月・火休

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素朴庵そば(蕎麦) / 矢川駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.0

国立市(ニューウェーブ系) comments(2) trackbacks(0)
だんだんの乱(等々力)
島根産蕎麦粉で紡ぎだす、トーキョー江戸蕎麦屋

昼下がり。
ゆるりゆるりと歩いていくと、
ゆるりゆるりと景色が変わる。
ずっとこの歩幅で生きていきたいと思うのは
いささか我が儘であろうか。


まさしく世田谷の住宅地、と言ったらいいのか。
適度に上品で適度に庶民的。
そんな街にぽつんと佇んでいた。
すこし月心の雰囲気を持ち合せている。

ひらひらとなびく暖簾を潜ると中は意外と広く、
4人掛けのテーブルが1、2人掛けが3卓、カウンターが3席。
どこもゆったりとスペースを保っている。
焦茶の什器、白の塗り壁で西荻あたりにあるカフェみたい。
隣に古物店かなんかがあって、使い古した銀のスプーンとか工具とか売ってる感じの。
奥様らしき女性もやっぱりクウネル的雰囲気。

さてさて、そんな可愛らしいとこでもがっつりお酒を飲みますよ、と。
どうやら店主の出身地は島根のようで、その土地のお酒がほとんど。
西の酒好きとしては嬉しい限り。

豊の秋/熱燗
辛口。
老舗ドコロだと甘めが雰囲気だけど、
こういうところだとキリッとした燗が似合う。

揚げ出し豆腐
あつあつで揚げたての衣がじゅわっと汁に浸かってて。
とくに特徴はないけど醤油味の汁物とお酒って最強コンビよね。

せいろ
先に葱、山葵、大根おろしの薬味三点セットとツユが供される。
この山葵は、、いただけないなあ。
鳥竹全く辛くないやつよりはマシだけど。
ツユを少し舐めてみる。甘汁で塩分が薄いわりに味醂が強い。
どれ、お蕎麦は、と。

あれ、れ、れ、れ。

おいしい!!

なにこの嬉しい裏切り。
強烈に香るというわけではないが、喉越しと香りのバランスが良く、
どちらもギリギリまで切磋琢磨している。
やや中太の平打ちで均一な幅に保たれ、白とベージュのホシが輝いていた。
このお蕎麦とツユがまた合う。
あの甘味が気になってたけど合わせると全く気にならず、
むしろ相乗効果を発揮している。
量もちゃんとあるし、これで690円なら許せるわ。

島根産の蕎麦粉って初めて食べたけど良いものなのね。
店主談、風味へのこだわりというよりは故郷の粉だから使ってみたけど、それが以外と成功したみたい。
なんでも修業先のよりも良いとかなんとか。
つまみとお酒のCPが悪いのが難点だけど、
新蕎麦の季節にまた来よう。


いただいたもの
揚げ出し豆腐¥740 せいろ¥690 おかわりせいろ¥600 豊の秋(金五郎)¥740

メニュー例
めのは¥450 板わさ¥550 ビール漬け¥640 揚げ茄子¥740
玉子焼き/ゆば刺し¥790 そば豆腐/鴨ロース/牛すじ煮込み/和風チーズ¥850
そばがき¥1,050 穴子の煮こごり3個¥550/5個¥850
かけそば¥690 かま揚げそば/うどん¥850 納豆そば/玉子とじそば/花巻そば¥950
海老天/穴子天せいろ¥1,580
ビール(小瓶)¥480 池月¥850 貴¥880 王禄¥950 豊の秋¥1,050

だんだん(2011,9)
世田谷区等々力8-5-7
03-3705-0262
(火-土)11:30-21:00
(日)11:30-15:00
月休

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和邑の乱(雑司ヶ谷)
熟年夫婦に良く似合う、一茶庵系上品町蕎麦屋

目白のお屋敷を間借りしている書生、
なんて響きがすごくよく似合う。
昔ながらの上品な家が建ち並び、思わず和服で出かけたくなる街だ。


鬼子母神神社の木々が爽やかに揺れ、
その中でもいっそう大きく美しいイチョウがそびえ立っている。
暑い日であったが木陰はひんやりとし、暫くここで惚けていた。

この路地の近くに小料理屋のような趣の蕎麦屋がある。
そこは麻地の暖簾を潜ると、こぢんまりとした店内が広がっており、
2名掛けのテーブルが2卓、小上がりに座卓が2。
掛け軸が掛けられ、床脇には違い棚があった。
先客は地元民らしき若夫婦と老夫婦。
昼からちびりちびりとやる上品なご年配の方っていいな。
サウイフモノニ ワタシハ ナリタイ

お冷やを供されると、蕎麦の香ばしい香りが漂った。
これは嬉しい。
先ずは瓶ビールを頼み、メニューを眺める。

やきみそ
白味噌ベースで甘め。ナッツのこっくり感に刻まれた葱がよく合う。

ここ、一茶庵の蕎麦教室で学ばれたようだ。
品書きを見ると、やはり、と頷いてしまう。

三色
せっかくだから季節の変り蕎麦をいただこう。
紫蘇切りは仄かに爽やかな香りがして夏らしさを感じられる。
しらゆき、やはり祈年の更科は他の追随を許さない。
せいろも穏やかな香りで喉越し爽やかなタイプ。
北海道産の蕎麦粉に多い特徴だけど、どこの産地なのかしら。
ツユはやや甘汁で鰹が強い。
ちょっとクセがあるのか何なのか、
すこし雑味を感じたけれども気のせいかしら。
しかし全ての蕎麦へバランス良く対応し、清々しく食せた。

若輩者の私にはまだ早いけど、
近所に住んでて、
子供も大きくなったし、じゃあ休日はゆっくりデートしたいな
ってご夫妻なら是非ここをお勧めしたい。


いただいたもの
やきみそ¥300 三色(紫蘇切り/しらゆき/せいろ)¥1,500 瓶ビール(小)¥600

メニュー例
板わさのり/そばとうふ¥300 玉子焼き(甘・辛・中)¥500 鬼殻焼¥1,500
せいろ¥1,000 しらゆき/田舎¥1,200 ぶっかけ/つけとろせいろ/つくねせいろ¥1,500
鴨せいろ/鴨南ばん¥1,500 天ぷらせいろ/天ぷらそば¥2,500
かたふね/雪中梅¥1,000〜 

邑(2011,7)
豊島区雑司が谷3-12-3 川戸ビル1F
03-3987-5136
(月・木金)11:30-15:00/17:00-21:00
(土日祝)11:30-21:00
火水休

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そば処 和邑 そば(蕎麦) / 雑司が谷駅(東京メトロ)鬼子母神前駅都電雑司ケ谷駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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