仁行の乱(人形町)
2012.05.06 Sunday 21:24
極細の蕎麦は健在、雑居ビルに佇む和食屋
1年半は経ったのだろうか。
もうあの場所に行ってもいない。
過ぎた夏の感動が忘れられないでいる。

ほんとうにここで良いのかしら。
些か怪しげな雑居ビルにその店はあるという。
エレベーターに乗り、戸が開くとすぐに屋号の看板が掲げられていた。
それでも躊躇していると小僧さんが出迎えてくれ、やっと暖簾を潜ることができた。
カウンターが10席ほど、座敷に大正浪漫的な4人掛けのテーブルが3卓。
小綺麗な和食屋って感じなんだけど、
白木と焦茶、黒と異材質が混在していてまとまりが無いというか。
ちょっと安っぽい。
惜しくも閉店された古拙。
その後に移転し屋号も変えたこの店だけど、昔の方が雰囲気も高級感もあったな。
でも置かれたお盆は相変わらず美しくてほっとする。
品書きに目をやると、やはりワインに力を入れているのが分かる。
それでも私は日本酒を要していたのでお昼の蕎麦御膳とお酒を注文することにした。
志太泉
ナッツのようなコクと甘味があるけどスッキリ、サラッと消える。
食中酒にぴったり。
天もり(つゆ蕎麦とデザート付)
まずは先付5点盛りから。
おから煮、ポテトサラダ、厚焼き玉子、大根の漬け物、ほうれんそうのお浸し。
全体的に懐かしい味。バランスが良く安心する。
天ぷら
海老×2、ピーマン、茄子、かぼちゃ、さつまいも、穴子
蕎麦屋のそれらしい衣と濃いめのツユが泣かせる。
火の通り加減もばっちり。
ただ、すこし前より食器がチープになった気がする。
つゆ蕎麦/自然薯
温かい椀に擦りおろした自然薯と青のり、山葵。
鰹出汁を張り、ごく薄味。
いかんせん風味の強い食材だからお蕎麦の風味が消えている気がする。
これはもうツマミの一種かも。
もり蕎麦
相変わらず美しい細切り。
口に含むとトップノートは穏やかだが、ミドルノートでじわじわ香る。
牧草のような匂いだが甘味はやや少ない。
ツユは辛めでバランスが良く蕎麦との相性も良い。
美味しいけど、古拙で食べたときの鮮烈さはどこにいったのだろう。
あのときのはほんとうに強烈で、
お蕎麦なんて夏なのに緑がかっていて枝豆のようなコクと爽やかさがあったのに。
まあ結局このお蕎麦もおかわりしちゃったけど。
帰り際に店主達とお話をしたところ、以前食べたものは福井産夏新蕎麦だったらしい。
なるほど、だからあんなに凄かったのか。
通常は北海道、栃木、茨城、八ヶ岳の粉をブレンドしているよう。
今年の夏もあの蕎麦が食べられることを期待したい。

いただいたもの
お昼の蕎麦御膳/天もり¥2,400 志太泉¥900 蕎麦追加¥840
メニュー例
もり/おろし¥1,680 黒胡麻汁/とき玉¥1,780
おしぼり/蕎麦サラダ/どんこ/納豆蕎麦/梅そば¥1,890 鴨葱そば¥2,100
カレー南蛮¥2,200(以上全てお昼の蕎麦御膳)
獺祭/悦 凱陣/美女夫/三千盛¥1,000
Alsace Riesling Saint Hippo lyte/Saint Veron¥6,000
Sancerrele Mont Damnes¥6,400 Puligny Montrachet¥9,700
仁行
中央区日本橋小舟町6-16-4F
03-5695-8117
(月-土)11:30-13:30/18:00-22:00
(祝)11:30-13:30
日休
![素材満載 ブログで作る かんたんホームページ [CD-ROM付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61XF13WMY1L._SL160_.jpg)

















